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くらし 器 てぬぐい

山鳥毛の虎、新色染めあがりましたー

2025 / 10 / 19  15:09
山鳥毛の虎、新色染めあがりましたー

「山鳥毛の虎」の新配色が染め上がりました。

『東雲(しののめ)』と

『彩雲(さいうん)』です。

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今回は刃紋が時々「雲」に準えることや、

上杉謙信の辞世の句が

極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし」により

「雲」をキーワードの染め色にしました。

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「東雲」は夜明け、明け方、また、明け方に東の空にたなびく雲。

「彩雲」は、雲が、赤や緑など様々な色に彩られる現象のことで、昔から、良いことが起きる前触れの一つと言われ、「見た人には幸運が訪れる」そうです.

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近日発売!

よろしくお願いいたします.

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「山鳥毛の虎」とは

「山鳥毛」とは

国宝太刀無銘一文字「山鳥毛」の拵(刀の外装)には他に類を見ないような特徴がありますが、たくさんの『虎』の装飾もその一つと言えます。「山鳥毛」の拵には小柄・笄・目貫に合計七匹もの『虎』の金具が用いられており、これは室町後期から幕末にかけて活躍した金工師の家系「後藤家」の作とされています。当時の日本では、『虎』はまだ珍しい生き物でした。しま模様の『虎』に混じってぶち模様の虎がいますが、これは同じく当時珍しい生き物だった『豹』をメスの『虎』と勘違いしたことによるデザインだそうです。現在「山鳥毛」は拵と共に岡山県瀬戸内市が所蔵しています。この手ぬぐいは、山鳥毛里づくり応援団の方からのお声がけにより端を発し、企画いたしました。末永くご愛用頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。